空想ぱふぇ

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

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熊胆

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実家の母がまだ子供だった頃の話し。

母の実家はその近所ではそれなりに大きい方の農家だったらしい。
そして、毎年時期になると、「熊胆売り」が来たそうだ。

その人はくると、数日から1週間ほども泊まっていった。故郷の北の山間の方はマタギがいたので、熊胆も取れたらしい。それを富山の薬売りよろしく、売りに来たらしいのだ。
滞在中は近所を売り歩き夕方母の実家にもどってくる。夕食を祖父と一緒にとり、会話をしていた。とても礼儀正しくきちんと背広を着て上品そうな身なりの人で、言葉もなまっていなかったらしいが、母はどうしても好きになれず、熊胆売りが来るのがいやだったという。帰りの際には小さな熊胆を宿代代わりに置いていったそうだ。祖父はそれを大事にとっておいて、時々用していたという。
その祖父ももう20年も前に亡くなってしまった。が、熊胆はまだ家にあるかもしれないと言っていた。
見てみたいと私は思った。消費期限はどれぐらいだろうか。

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