空想ぱふぇ

In one of the stars I shall be living. In one of them I shall be laughing. And so it will be as if all the stars will be laughing when you look at the sky at night.

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たんぽぽのお酒のきらめき

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「たんぽぽのお酒」
って知ってるだろうか?

私が読んだ本の中でタイトルの格好良さはぴか一だと思ってる本。
この本に詰まった古い昔の少年の日のきらめきはちょっと凄い。
ちょうど今頃の季節がふさわしい。

そう、今日のような爽やかな日和…。



6月6日にアメリカのSF作家のレイ・ブラッドベリ氏が亡くなった。


私にとっては中学高校の愛読作家で、寂寥感を感じる。

彼の世界観、設定の奇妙さと空気感と主張するもの、、思春期の少女の心はとても影響を受けた。
出会いは多分、萩尾望都の作品からだったか、、とにかくあの頃、萩尾さんの作品にはまっていた人ならきっと読んだと思う。私もご多分に漏れず。手当たり次第に読んだ。未来の話なのに郷愁を感じたり、古い納屋の奥につっこんである何かを発見してドキドキするような感覚は、思春期の少女のどこからくるかわからない不安感や未来への希望、孤独な気持ちにぴったりはまった。
その感覚を私はずっと忘れていた。あるいは克服したような気がしていた。しかし、持ち続けているようで、最近も「なにかが道をやってくる」をちらちらと読み返して忘れていたこの感覚を思い出し、やっぱりブラッドベリを好きだと再認識したばかりだったというのに。。

彼はSFを書いていた。でもデジタルは好きではなかったらしい。
ヤフーの書籍のデジタル化に「地獄に堕ちろ」(死去を伝えるニュース)と言ったらしいけれど、全く彼らしいと思った。
彼の作品をデジタル化するなんてナンセンスだと私も思う。
デジタル本になってカラーの挿絵が動いたりするのは、、センスの良いクリエイターならやってみたいと思うだろう。きっととても奇麗で奇妙な世界を作ってくれそうだ。
でも、彼の世界はそこに無いと思う気がするのだ。

彼の作品の良さは紙のめくる指先から感じるもの。
新しい、あるいは古い、紙の匂いからくるもの。
未来の話なのにどこか古さを感じるような空気感をより強く感じるのは紙の色や質感が手伝ってると思うのだ。

ところで、アメリカのいわゆるペイパーバックの本は、あまり品が良いとは言えないと思うのだけれど、私はもちろん日本語でしか読んでないので、この感覚は日本の本から受けたものである。
そして、こんな思いも私が古い人間だからかもしれない。

彼がなぜデジタルを拒否したのかは本当のところは知らない。
たんなる頑固な偏屈おじいさんだっただけかもしれない。でもこのおじいさんは素晴らしい世界を頭の中に持っていた。それを皆に見せてくれる才能も持っていた。

goodbye-ray-bradbury
このニュースがとても良い。私のこれが恥ずかしくなってきた…(・.・;)


太陽を金星が通った日
彼はきっと昼間の黒い金星に乗って太陽系の旅にでも出てしまったんだろう。
車よりずっと彼らしい乗り物だ

ご冥福を祈りながら今日の風を感じよう

ありがとう、ブラッドベリ!

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